こんにちは。タニケロです。
誰にとっても辛い、失恋。
その痛みを和らげるために、音楽が持つ力は計り知れません。
特に洋楽は、失恋の感情を表現したり、癒したりする曲が数多く存在します。
この記事では、失恋したときに心を落ち着かせ、励ましてくれる洋楽を紹介します。
泣きたいとき、立ち直りたいとき、あるいは、ただ心を静めたいときにぴったりな曲を厳選しました。
僕も今までに何度か失恋してきましたが、失恋ソング（特に洋楽）には本当に助けられました。
英語なので、日本語への訳し方次第で、いろんな考え方ができるメリットが、洋楽にはあります。
音楽の力で、失恋の痛みから抜け出しましょう！
Adele – “Someone Like You”
失恋の痛みを真っ直ぐに表現し、多くの人々の心に深く響いた名曲です。
この曲は、シンプルなピアノの旋律にAdeleの感情的なボーカルが重なり、聞く人の心を揺さぶります。
失恋の後、元恋人が別の誰かと幸せになるのを見て、心に湧き上がる複雑な感情をこの曲は繊細に描いています。
「I heard that you’re settled down, that you found a girl and you’re married now」
（あなたが落ち着いて、新しい女性と結婚したと聞いた）
という冒頭の歌詞で、別れた相手が新たな人生を歩んでいる事実を静かに受け止めようとします。
しかし、その裏には
「I wish nothing but the best for you」（あなたに幸せを願う）
という、苦しみながらも相手の幸せを心から願う気持ちが込められています。この部分が、多くのリスナーに共感を与える理由の一つです。失恋の中で、相手を憎むのではなく、愛したからこそ幸せを願うという深い感情が込められているのです。
そしてサビの
「Nevermind, I’ll find someone like you」
（気にしないわ。あなたのような人を見つけるから）
は、諦めと決意が交錯した感情を象徴しています。過去の愛を引きずりつつも、前に進むための勇気を絞り出そうとするその瞬間を、Adeleの力強い声が心に響かせます。
この曲のもう一つの魅力は、感情を抑えることなく表現していることです。
多くの失恋ソングが、怒りや悲しみを抑えて前向きに進もうとするのに対し、「Someone Like You」は、その痛みをすべて受け入れ、その感情を曲の中で解き放つような構造になっています。
そのため、聴く人は自分の感情を押し殺さずに、共感し、涙を流すことができるのです。
「Someone Like You」は、失恋の最中や、その後に立ち直るプロセスにおいて、心に寄り添ってくれる一曲です。この曲を聴くことで、過去を振り返りつつも、新たな未来に向かって少しずつ前進する力を与えられるのではないでしょうか。
James Bay – “Let It Go”
失恋や別れの後に心を整理し、前に進むための手助けとなる力強いバラードです。
この曲は、過去の関係を手放し、新たなスタートを切ることの難しさと必要性を美しいメロディと共に描き出しています。
「From walking home and talking loads, to seeing shows in evening clothes」
（家まで歩いてたくさん話して、夜にショーを見に行った）
という冒頭の歌詞から、この曲は過去の思い出を振り返るところから始まります。ここでは、かつての恋人との幸せな瞬間を思い起こし、関係が崩れていくまでの経緯を描いています。しかし、この幸せな日々も、徐々に負担となり、終わりが訪れることになります。
「So come on, let it go, just let it be」
（だからさ、手放そう、そのままでいよう）
サビのこの歌詞は、未練を断ち切り、過去を受け入れて前に進むためのメッセージが込められています。このフレーズは、過去の関係を無理に引きずるのではなく、自然の流れに身を任せて、新たな自分を受け入れるよう促します。
「Everything that’s broke, leave it to the breeze」
（壊れたものはすべて、風に任せて）
というラインでは、過去の痛みや失望を手放すことの重要性が強調されます。この歌詞は、心の傷を癒し、感情の重荷を軽くするために、過去を執着せずに手放すべきだと伝えています。James Bayの温かく、心に染み入る声が、このメッセージをさらに力強く響かせます。
また、この曲は、シンプルでありながら深い歌詞と、心を包み込むようなメロディが魅力。
特に、アコースティックギターの音色が全体に優しく響き、聴く人に心地よい安堵感を与えます。失恋の悲しみを抱えたままでも、未来に向かって進む力を与えてくれる曲です。
「Let It Go」は、過去に囚われず、未来へ向けて新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれる一曲です。失恋の痛みを乗り越え、新しい始まりを迎えるために、この曲が心の支えとなることでしょう。
Kodaline – “All I Want”
失恋後の孤独と喪失感を描いた美しいバラードです。
この曲は、失った愛を取り戻すことができない現実を受け入れながらも、その痛みと向き合う姿を描いており、多くの人の共感を呼ぶ名曲となっています。
曲の冒頭
「All I want is nothing more, to hear you knocking at my door」
（僕が欲しいのはただ一つ、君が僕のドアをノックする音を聞くこと）
という歌詞から、元恋人を失った後の深い喪失感が伝わってきます。ここでは、ただ相手が戻ってくることを願い、再び一緒に過ごすことを望む切実な気持ちが込められています。
しかし、現実はそう甘くはありません。サビの
「But if you loved me, why’d you leave me?」
（でも、もし君が僕を愛していたなら、なぜ僕を置いていったの？）
というフレーズでは、愛していた相手に去られてしまったことに対する疑問と悲しみが表現されています。これは、失恋後に誰しもが抱える感情であり、心の中で答えを見つけられないままに苦しむ姿が見え隠れします。
この曲の魅力の一つは、感情を抑えずにそのまま表現しているところです。
「So you brought out the best of me, a part of me I’ve never seen」
（君は僕の中の最高の部分を引き出してくれた、僕が知らなかった自分を）
相手と過ごした時間がどれほど貴重だったかを振り返り、二度と戻れないその時間を惜しむ心情を深く描写しています。
また、「All I Want」のメロディはシンプルでありながら非常に感情的で、特にヴォーカルが持つ切なさが一層曲の魅力を引き立てています。KodalineのSteve Garriganの温かく、かつ痛みを含んだ声が、歌詞に込められた感情を丁寧に伝え、聴く人の心を震わせます。
この曲は、失恋後の孤独や悲しみに直面する中で、自分自身と向き合いながら前に進むことの難しさと、
その中でもがく姿を描いています。
失恋の痛みを抱えたままでも、それを受け入れて生きていく勇気を与えてくれる一曲です。「All I Want」は、過去の愛を思い出しつつも、その痛みを抱えて前に進もうとするすべての人に寄り添ってくれるでしょう。
今回は洋楽をご紹介しましたが、やはり日本人である私たちには、日本語が一番響きます。
下記の記事では、『邦楽』をご紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください！
https://tanikero.com/heart-break-japanese-music
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